こんの眼科の診療案内

院長の「やさしい」目の病気解説

飛蚊症治療

飛蚊症(ひぶんしょう)

目の前に何か飛んでいるのが見える、という経験はないでしょうか?この症状は飛蚊症といい、眼球の中の硝子体という透明なゲル状のものが混濁することによります。眼を動かすとその浮遊物も動き回り、特に明るい所や青空を見上げた時にはっきり感じます。とても不快で精神的なストレスの原因となる場合があります。

飛蚊症の原因の中には怖いものが2つ。一つは早急な手術が必要な網膜剥離、もう一つは網膜の血管がきれてしまう硝子体出血です。飛蚊症を感じたら何はともあれこの鑑別が最も大事です。

正常な見え方

飛蚊症の見え方

【眼球断面図】 ※赤丸箇所は飛蚊症の原因となる濁り。

 

網膜剥離!?

硝子体と網膜の癒着が強い部分があると、網膜に穴(裂孔)ができることがあります。これは放置すると網膜剥離につながる可能性があるため、見つかった場合は早めに治療します。特に強度近視の人は眼が前後に長くなるため、網膜が引き伸ばされて弱い部分が生じやすくなり、危険性は高いといわれています。網膜剥離は進行すると失明に至るケースがある重い目の病気ですが、早いうちでは比較的簡単な治療でおさえることができます。

硝子体出血!?

糖尿病や高血圧の方は眼内で出血を起こす場合があります。出血がひどいと、目の前にインクが流れてきたような見え方や、霧がかかって見えるということがあり、流れ出た血液が網膜に映ることで飛蚊症を感じることがあります。単なる飛蚊症だと思っていても出血がある場合には内科的チェックを含め、早めに治療を受けることが必要です。

加齢に伴う飛蚊症

最も多いのは加齢に伴うものです。年齢が原因となる生理的飛蚊症はこれまで「年齢のせいだからしょうがないね」と片付けられてきました。でも本人にとってはずっと気になるもの。どうしても治療したい、という場合には濁った硝子体を手術で取り除く治療があります。ただ外科的手術となりますので、手術の合併症や副作用が起こるリスクもあります。手術をすべきか、という事については現在では否定的な見解が多いのが実情です。

レーザーによる治療

そんな飛蚊症がレーザーで治療できるようになりました!手術よりも治療時間が短く、治療のリスクも大幅に軽減されたレーザーによる治療は、これまで我慢するしかなかった飛蚊症治療の有効な選択肢として注目されています。

最近までレーザーによる飛蚊症治療は日本では行われておらず、海外で受けることしかできませんでした。海外で飛蚊症レーザー治療を受ける場合、治療費に加えて渡航費もかかってしまいます。こんの眼科では、すでに欧米での実績を残している飛蚊症YAGレーザーを導入し、国内でも治療を受けられる設備を整えています。

ウルトラQオフサルミックレーザーは、高度な技術を駆使した高品質・高性能のシステムです。この治療は、飛蚊症の原因となる硝子体内の濁りをレーザーによって破砕・分散させることで、飛蚊症の症状を軽減させます。メスなど使わないので、手術治療に比べ格段に安全です。治療は20分程度で終わり、少しお休みいただいたらお帰り頂けます。

飛蚊症レーザー

ウルトラQオフサルミックYAGレーザー

飛蚊症によりおこる濁りを分散・蒸散させる治療になります。
非観血的な治療であり、痛みもほとんどありません。
治療時間は30分程度です。

※治療を行う前に検査は必要です。
※結果によってはレーザー治療をおこなわない場合があります。

  • 飛蚊症の原因となる硝子体の濁りにレーザーをあて、ちらすことで症状を軽減させます。
  • 治療は数回に分けて行うことがあります。
  • 治療後の検診は、翌日、1週間後、1ヵ月後になります。
    (症状によって通院回数が異なる場合があります)

ここに治療の動画がありますので、御参照ください。
https://m.youtube.com/watch?autoplay=1&v=GYpywNrZs08

飛蚊症のほとんどが加齢による眼の老化現象が原因のため、治療後でも別の濁りが再び現れてくる可能性があります。このレーザー治療は安全性が高いため、何度でも治療を受けることができます。原因となる濁りが大きい場合や数が多い場合は、数回に分けて治療を行います。

これまで我慢を強いられていた飛蚊症を低いリスクで治療できます!これはずっと悩んでいた方にとっては朗報といえるでしょう。治療の適応は診察によって判断させていただきますので、まずは受診いただくようお願いいたします。


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