フレイルとは?
突然ですが、『フレイル』という言葉を聞いた事はありますか?
なかなか聞き馴染みのない言葉かと思いますが『加齢に伴い身体の様々な機能が低下する事により健康障害に陥りやすい状態』を指します。もう少しかみ砕くと健康状態と要介護状態の中間に位置付けになります。
厚生労働省もフレイル予防に力を入れており、健康寿命の延伸を目標にしています。
その中で近年、目のフレイルについても注目され日本眼科啓発会議より『アイフレイル』が提唱されました。
アイフレイルとは?
アイフレイルとは『加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態』を指しますが端的に表すと『加齢による目の機能低下』となります。
白内障・緑内障・加齢黄斑変性・糖尿病網膜症などは加齢に伴い発症頻度が増加します。その中には早期に発見をして適切な時期での治療の介入が望まれる疾患もあります。
また、人は情報の80%を視覚から受けているとも言われており、視覚情報が脆弱になる事で社会活動参加の妨げとなる『社会的フレイル』や、うつ病・認知症の発症に繋がる『精神的フレイル』といった心身機能の低下が懸念されています。
その他にも使用している眼鏡やコンタクトレンズがご自身の見たい距離に対して適正度数であるか、左右のバランスが良いか、ドライアイや近年増加しているスマホなどのデバイスによる眼不快感に対しての対応や対策など『プチビジョンケア』も大切です。
『日本眼科啓発会議 アイフレイル啓発公式サイト』内にセルフチェックツールなどもありますので是非点検してみてください。