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運転免許の視力検査に不安?白内障手術で安全な運転を取り戻す方法!【さいたま市浦和区 -こんの眼科-】

白内障手術で安全な運転を

車の運転は、日常生活を送る上で欠かせないものです。通勤や買い物、家族との外出など、多くの場面で運転が必要とされます。
しかし、年齢とともに視力が低下し、見えづらさを感じ始めると「安全に運転出来ているだろうか?」と不安を感じる方も少なくありません。特に、運転免許を更新する際の視力検査で「基準に達しないのではないか?」と心配される声をよく耳にします。
中でも、白内障が進行することで視界がぼやけたり、眩しさを感じることが増え、運転に支障をきたすことがあります。実際、白内障のある方は、白内障のない方と比べて交通事故リスクが2.5倍に増加すると言われており、特に注意が必要です。(参照:日本白内障学会
ですが、白内障手術を受けることで視力が回復し、再び安心して運転出来るようになる可能性があります。

今回は、運転免許更新時の視力検査の基準や、白内障手術が運転にどのように役立つかについて詳しく解説します。
視力に不安を抱えている方や、運転をより安全に続けたいと考えている方はぜひご覧ください!

運転免許更新時の視力検査の基準

運転免許更新時の視力検査の基準

埼玉県では、運転免許更新における視力の基準は下記のように記載されています。

原付免許・小型特殊免許
両眼で0.5以上、又は一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.5以上

準中型(5t)限定免許・中型(8t)限定免許・普通免許・二輪免許・大型特殊免許
両眼で0.7以上、かつ、一眼がそれぞれ0.3以上、又は一眼の視力が0.3に満たない、もしくは一眼が見えない方は他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上

準中型免許・第一種中型免許・第一種大型免許・けん引免許・第二種免許
両眼で0.8以上、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上、さらに、深視力として、三桿(サンカン)法の奥行知覚検査器により、3回検査した平均誤差が2センチ以下

参照:埼玉県警察

視力が低下している方は眼鏡等で矯正が出来ますが、白内障の症状が出ている方(目がかすむ、ぼやける、光が眩しい、ものが二重に見えるなど)は矯正をしても視力が出にくいため、免許の更新が出来ない場合があります。

高齢化が進む日本で増加する白内障患者

高齢化が進む日本で増加する白内障患者

日本はだんだんと高齢化社会へ進んでおり、それに伴って白内障を患う人も増加しています。「白内障」は水晶体が白く濁り視力を徐々に低下させる目の病気ですが、時間をかけて少しずつ進行していくため、初期の段階では気付きにくいものです。「気付いた時にはかなり進行していた」というケースも珍しくありません。
特に夜間運転時に症状が現れ始めることが多く、夕方や薄暗い時間帯になると視界がぼやけて見えにくい、対向車のヘッドライトが以前よりも強く眩しく感じることがあります。これらの症状が進行してしまうと、日常生活だけでなく、免許更新時に視力が基準を満たさず慌てて手術を受ける必要が生じることも少なくありません。
白内障は早期発見・早期治療が非常に重要です。

2つの実例を挙げながら、白内障の初期症状に早く気付くことの重要性をお伝えします。

ストーリー1:強度近視のAさん、手術で生活の質が向上

Aさん(68歳)は若い頃から強度近視で分厚いメガネをかけて生活していました。普段から車を運転しており、特に問題なく生活していましたが、最近になって夕方以降の運転で「見えにくい」と感じるようになりました。対向車のヘッドライトが眩しく、夜の道路標識が読み取りづらくなることが多くなりました。
しかしAさんは「年齢のせいかもしれない」と深刻に考えていませんでした。

ところが、免許更新の時期を迎え、視力検査の結果が思いの外悪かったため、急遽眼科を受診。結果、白内障が進行していることが判明し、手術を受けることになりました。色々なスケジュールを変更しないと免許更新に間に合いません。慌てて算段して手術に漕ぎ着けました。

手術後、Aさんの生活には大きな変化が訪れました。以前は分厚いメガネをかけていましたが、手術後は薄いメガネで十分な視力が得られるようになり、家の中ではメガネをほとんどかける必要がなくなりました。
Aさんは「白内障も近視も良くなるし、一石二鳥だった。もっと早く手術を受けていれば、こんなに快適な生活が送れることを知らなかった」と感じ、後悔すると同時に視力が回復したことに大きな喜びを感じました。以前よりも安全に運転できるようになり、生活がとても楽になりました。

ストーリー2:早期に対応したBさんのケース

Bさん(72歳)は、夜間運転中に少し見えにくさを感じ始めた際に「これは何かあるかもしれない」と早めに眼科を受診しました。眼科医の診断では、初期の白内障であることが判明しましたが、まだ日常生活に大きな影響を与える段階ではなかったため、経過観察を行うことにしました。

Bさんは定期的に眼科で視力検査や眼の状態をチェックし、適切なタイミングで白内障手術を受けました。手術後は、夜間運転も快適にできるようになり、「早めに対応しておいて良かった」と安心しています。

夜間運転での見えにくさは白内障のサイン

白内障はゆっくり進行するため、初期段階では気づきにくい病気です。しかし、下記のような症状を感じるようになった場合は白内障のサインかもしれません。

  • ・視力の低下
  • ・ぼやけている、かすんでいるように見える
  • ・対向車のヘッドライトが眩しい
  • ・ライトの残像が残って見えにくい

早めに眼科で診断を受けることで、Aさんのように慌てて手術を受ける必要がなく、Bさんのように計画的に治療を進め免許の更新もスムーズに行うことが可能です。

生活の改善は早期診断と定期的な受診から

生活の改善は早期診断と定期的な受診から

白内障手術は、視力を回復させるだけでなく、Aさんのように強度近視の方でも分厚いメガネから薄いメガネへ、さらには家の中でメガネを必要としない生活へと改善することが可能です。白内障を適切に治療することで日常生活の質が大きく向上します。
運転時に少しでも不安を感じるようになったら、まずは眼科に行き専門医に相談することが重要です。白内障以外にも緑内障などの自覚症状が出にくい目の病気の発見にも繋がります。

運転免許の更新手続が出来る期間は、誕生日の1か月前からと1か月後までの2か月間です。
更新時期のある程度前の期間から眼科を受診し、視力検査や普段使用しているメガネやコンタクトレンズのチェックを行いましょう。早期の診断と治療が、快適で安全な日常生活や運転を続けるための第一歩です。

こんの眼科では日帰り白内障手術やメガネ処方を行っております。
お困りのことや不安な点がございましたら、どんな小さなことでも結構ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

こんの眼科

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