
コンタクトレンズを毎朝つけて、夜に外す。
2週間(2Week)や1ヶ月(1Month)のコンタクトレンズであれば、洗浄液でしっかりこすり洗いをして、綺麗な状態での保存が必要です。
「コンタクトが乾燥して外れにくい…」「洗浄液が切れてしまった…」「新しいコンタクトレンズを買いに行く時間がない…」「目のゴロゴロ感や充血が気になる…」
コンタクトレンズを使用していると「面倒だな…」「手間だな…」と感じることもありますよね。
また、コンタクトレンズを長年使い続けると、どの程度の費用が掛かるのか考えたことはありますか?
毎月の出費は少額に感じても、10年・20年と積み重なると驚くような金額になることも…。
今回のコラムでは、コンタクトレンズの費用と近年注目されているICLの費用について詳しく比較していきます。コンタクトレンズを使い続けるか、ICLを選ぶか——費用の面から考えてみましょう。
コンタクトレンズの費用

まずは、コンタクトレンズの費用を考えてみましょう。
例えば、1日使い捨てタイプ(1day)のコンタクトレンズを使用している場合、1箱30枚入りが片目3,000円前後(両目で約6,000円)。
つまり、1ヶ月あたり約6,000円、年間では約72,000円。これを10年間続けると、なんと約720,000円にもなります。
乱視用のコンタクトレンズを選ぶとさらに高額になることも。
しかし、コンタクトレンズは10年で終わりではありません。使い続ける限り、ずっと費用が掛かります。例えば20年使い続けると、約1,440,000円(144万円)、30年なら約2,160,000円(216万円)にもなります。
これに加えて、ケア用品(洗浄液・保存液)や定期的な検査費用も積み重なるため、さらに出費は増えていきます。
また、2週間タイプ(2Week)や1ヶ月交換タイプ(1Month)を使用する場合、コンタクトレンズの費用は1日使い捨てタイプ(1day)よりは低めですが、洗浄液などのケア用品の費用がかかるため、長期的に見ると大きなコスト負担となります。
では、見えないコストについても考えてみましょう。
コンタクトレンズの費用はレンズ代だけではありません。以下のような「見えないコスト」も発生します。
✔ ケア用品(洗浄液・保存液・レンズケース・たんぱく除去など)の費用
✔ 眼鏡の買い替え費用(コンタクトレンズが使えないときの予備として必要)
✔ コンタクトによる目のトラブル(ゴロゴロ感・ドライアイ・結膜炎・ものもらいなど)
✔ 定期検査の時間と費用(安全に使用するためには眼科での定期検査が必要)
✔ 災害時の備え(避難時にコンタクトを持ち出せないリスク、洗浄できない状況など)
このように、コンタクトレンズを続けることには「お金・時間・健康」のすべてで負担がかかっていることが分かります。
これらの負担を減らす方法として、近年注目されているのが、「ICL(有水晶体眼内レンズ)」です。ICLであれば、「毎日つける・外す」手間や費用の負担から解放され、裸眼での快適な視界を手に入れることができます。
ICLとは?
ICL(Implantable Contact Lens) とは、目と優しく調和する生体適合性の高い薄い人工のレンズを、わずか3mmの小さな切れ目から眼の中に挿入する手術です。
従来のレーシックとは異なり、角膜を削らずに視力を矯正できるため、以下のようなメリットがあります。
✔ コンタクトレンズの煩わしさから解放される → 朝の準備がラクになり、夜にコンタクトを外す手間もなくなります。
✔ 一度手術をすれば、長期的に視力を維持できる → 10年、20年と安定した視力が得られ、コンタクトを買い続ける必要がありません。
✔ 目の乾燥や異物感から解放される → コンタクトによるドライアイ・ゴロゴロ感・結膜炎などの心配がなくなります。
✔ メガネやコンタクトレンズの買い替え不要 → トータルで考えると、経済的なメリットが大きいです。
✔ 必要に応じてレンズを取り出せる → もしも将来的に視力が変わったり、手術後に調整が必要になった場合も対応可能です。
ICLとコンタクトレンズの費用比較

ICL手術の費用は両目で約62~72万円。「ICLは高い…」と感じるかもしれませんが、実はコンタクトレンズの費用と比べると圧倒的にお得なのです。
コンタクトレンズの費用は10年間で約72万円。ICLの手術費用とほぼ同じ金額では?と思うかもしれませんが、ここが大きな違いです。
■コンタクトレンズの場合
10年で約72万円、20年で約144万円、30年で約216万円以上(さらに定期検査費・眼鏡の買い替え・ケア用品費もプラス)
■ICLの場合
約62~72万円(手術のみ・基本的に追加費用なし)
つまり、ICLはたった一度の手術で、コンタクトレンズにかかる長年のコストをカットできるのです。
「ICLを受けるか迷っている…」と考えている間にもコンタクトの費用は増え続けています。
✔ 1年先延ばしするだけで、約7万円のコンタクトレンズ代を支払い続けることに…!
✔ 5年先延ばしすると、なんと約35万円の追加出費に…!
つまり、ICLは早く手術するほど経済的にお得な視力矯正手術といえます。
ただし、ICLは基本的に20歳以上が推奨されているため、適応年齢になったら早めに検討するのが理想的です。
まとめ

◆コンタクトレンズの費用は、10年間で約72万円。使い続ける限り、ずっと費用がかかる。
◆ICLなら、一度の手術で長期間視力を維持できる。
◆ドライアイ・異物感・眼鏡の買い替え・ケア用品の購入などから解放される。
◆レーシックと違い角膜を削らないため、安全性が高く、レンズの取り外しも可能。
◆経済的にも時間的にも、ICLはコンタクトより負担が少ない。
ICLは、見え方の快適さ・健康・コストパフォーマンスのすべてを備えた選択肢です。
「毎朝つけて、夜に外す」「ゴロゴロする」「ドライアイがつらい」「眼鏡とコンタクトレンズ、両方の管理が面倒」…
そんなコンタクトレンズのわずらわしさから解放され、快適な裸眼生活を手に入れませんか?
ICLは視力矯正の新しい選択肢として、多くの方に選ばれています。こんの眼科では、日帰りで両眼のICL手術を行うことが可能です。興味のある方はぜひスタッフまでお声掛けください。