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幸せの原点は、“健康で見えること”

私たちの人生には、たくさんの幸せがあります。
家族の笑顔、美味しい食事、旅行、趣味──どれもが人生を豊かにしてくれる瞬間です。
しかし、これらの幸せは「健康」という土台の上に成り立っています。そして、“見えること”もまた、その中でも特に大切な要素です。
白内障や緑内障などの眼の病気は、静かに進行し、自覚しにくいのが特徴です。仕事などを優先にし「少しぼやけるけど年齢のせいかな」「まぶしいけどそのうち治るかも」と思っている間に、視力は少しずつ奪われていきます。
「あと半日早く来てくだされば、もっと良い視力を守れたのに──」
だからこそ、声を大にして伝えたいのです。
気になる症状があるなら、どうか一度、眼科に来てください。
その一歩が、視力を守る最大のチャンスになります。
白内障は「治せる病気」──でも、放置は危険です

白内障は、目の中の「水晶体」が濁っていく病気です。
初期には「かすむ」「まぶしい」「焦点が合いづらい」などの軽い症状ですが、放置すると少しずつ進行し、視界が白く濁ったようになります。
怖いのは、自然に治ることはないという点です。進行しすぎると手術が難しくなり、回復までに時間がかかるだけでなく、合併症のリスクも高まります。
一方で、早めに白内障手術を行えば、視力の改善もスムーズで、生活の質(QOL)を大きく向上させることができます。今では日帰り手術が主流となり、短時間で安全に受けられるようになっています。
「まだ見えているから大丈夫」ではなく、「これからも綺麗に見えていたいから早めに受診する」──その考え方が、未来の視界を守る第一歩です。
多焦点眼内レンズで、快適な“見える生活”を

白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに「眼内レンズ」を挿入します。この眼内レンズには「単焦点」と「多焦点」があり、近年は多焦点眼内レンズを希望される方が増えています。
多焦点眼内レンズは、遠く・中間・近くの焦点をバランスよく合わせる設計で、眼鏡に頼ることなく自然な見え方を実現します。
当院では、多焦点眼内レンズの種類を複数取り揃えており、患者様の生活スタイル・ご職業・ご希望の見え方などに合わせて、医師と視能訓練士が最適な眼内レンズをご提案しています。
単焦点か多焦点か──それは「今の視力を直す」だけでなく、“これからの人生の見え方”を選ぶ選択でもあります。
※多焦点眼内レンズ手術は保険適用外となり、選定療養または自由診療となります。
ご家族の“目”にも関心を

お子さんは学校検診で視力低下を指摘される機会がありますが、高齢の方は検診の機会が少なく、気づかぬうちに白内障や緑内障が進行していることがあります。
市の健康診断などで症状が軽いうちに気がつけば良いのですが、健康診断を受けずに生活されている方も多く見受けられます。
「うちの親は大丈夫かな?」と思った瞬間が、行動のチャンスです。
ご自身の目だけでなく、ご家族の目も、どうか気にかけてあげてください。白内障やその他の眼疾患は、早期発見・早期治療が何よりも重要です。
眼科へ行くことは、“未来の自分”への贈りもの

白内障を放置しても、自然に良くなることはありません。しかし、早めに受診することで、見える未来は大きく変わります。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、眼科を受診するタイミングです。それは、未来の自分に「見える」という幸せをプレゼントすることでもあります。
こんの眼科では、皆さまがいつまでも鮮やかな世界を見つめ続けられるよう、最善の医療と真心をもってサポートいたします。
どうか迷わず、眼科へお越しください。その一歩が、“見える幸せ”を守る一歩になります。