いつもこんの眼科をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当院では2025年1月から、白内障手術において「選定療養」の制度を活用し、多焦点眼内レンズを用いた手術を受けていただけるようになりました。
「選定療養」とは、保険診療(基本的な白内障手術部分)に自費診療部分(多焦点眼内レンズの差額費用や追加検査費用)を組み合わせることで、これまで全額自費だった多焦点眼内レンズを、より負担の少ない形でご選択いただける制度です。
費用の目安(片眼の場合)
【これまで】
●完全自費診療で多焦点眼内レンズを使用する場合:約65万円
【選定療養を利用する場合】
●保険適用費用 + 多焦点レンズ代の差額・追加検査費用:約35〜38万円
このように片眼で約25万円、両眼では約50万円もの費用軽減が見込まれ、以前よりも多焦点眼内レンズを身近にご検討いただけます。
多焦点眼内レンズのメリット・デメリット
●メリット: 遠方と近方の両方にピントが合いやすくなり、日常生活で眼鏡に依存する場面が減ることが期待できます。 「術後の生活をより快適にしたい」と考える方に、特におすすめです。
約8割程度の方は眼鏡を使用せずに生活が出来ます。
●デメリット: ハロー・グレア(夜間に光がにじんだり、まぶしく感じる現象)や、視界の質が若干低下する場合があります。徐々に慣れてくることがほとんどです。
上記のような特性を理解した上で、ご自身の生活スタイルに合った選択をすることが大切です。
「これまで費用面で諦めていたけれど、この価格なら検討してみたい!」と感じる方も多いかもしれません。 当院では、より多くの患者様が選択肢を広げられるよう、引き続き最善の医療をご提供してまいります。
詳しい内容やご相談は、遠慮なくスタッフまでお声がけください。